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    臆病者のための株入門


    橘玲 TACHIBANA Akira   経済小説家
    1959年 生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。宝島社の元・編集者。海外投資を楽しむ会の創設メンバーの一人。
    2002年 国際金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』を発表。30万部の売上。
    2003年 『得する生活』
    2004年 『雨の降る日曜は幸福について考えよう Think Happy Thoughts on Rainy Sunday』
    2005年 『永遠の旅行者』。翌年に、第19回山本周五郎賞候補となる。
    2006年 『臆病者のための株入門』
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    モメンタム(Momentum:運動量;弾み、勢い、推進力):モメンタム戦略に関する統計学的な研究結果

    モメンタムは「勢い」の意味で、相場が上がっているときはひたすら買い、相場が下がっているときは売って売って売りまくるという代表的な投資戦略のひとつだ。経済学者たちがこのモメンタム戦略の有効性を検証したところ、相場に上昇や下落の明らかなトレンドが存在する場合、平均的な運用成績を10%ちかく上回る著しい効果があることがわかった、というのである。

    P 31

    アノマリー(anomaly:異常現象)を研究する「行動ファイナンス理論」

    行動ファイナンス理論では、人間の心理や制度上の理由(税制や給料日など)で株式市場は微妙に偏向していると考える。

    P 79
    <備考・参照>
    【2002年 ノーベル経済学賞受賞者の2名】
    • ダニエル・カーネマン(Daniel Kahneman):心理学者/行動経済学者
    • バーノン・スミス(Vernon L. Smith):実験経済学者

    民主主義(人間の権利)と資本主義(経済の仕組)は、根本的に、同じ土俵ではない。

    民主主義は、資産の多寡にかかわらず人間は平等である、という建前で成立している。一方資本主義は、たくさん株を持っている奴がいちばんえらい、というルールで動いている。

    「市場と国家の対立」ということがよくいわれるけど、これはどっちが正しいという話ではない。

    資本主義とは、だれがもっとも効率的にお金を稼いだかを競うゲームである。だからここに別の規則の体系を持ち込むと話がこんがらがってしまう。

    P 99

    株価、または、株式の価値の究極の定義

    株価はどのうように決まるのだろうか?
    じつはこの問いには、ただひとつの正解がある。株式投資についてどのような理論を信奉しているひとも、この一点では意見が一致しているという究極のこたえだ。最初に、その正解を披露しよう。

    株式の価値は、その会社が将来にわたって生み出すすべての利益を現在価値に換算したものである。

    P 104

    あらゆる金融商品の価値を決める最重要ポイント

    現在価値は金利(割引率)によって変動する。たとえば年利1%であれば、10年後の1万円の現在価値は9053円だ。年利0.001%なら9999円預けてやっと10年で1万円になる。
    ここから、次のことがわかる。
    現在価値は、割引率が高いほど安くなり、割引率が低いほど高くなる。

    P 108

    【債券】利益率の予想:【株式】1株利益の予想 

    一般に株式投資においては、割引率よりも1株利益の変動が株価に大きな影響を与える。債券投資は金利を予想するゲームイだった。それに対して株式投資は1株利益を予想するゲームなのだ。

    P 112

    バフェットのポートフォーリオ

    バフェットはその後、銘柄選別と長期保有を徹底し、自らそれを「フォーカス投資」と名づけた。
    その数少ない保有銘柄は“バフェットのポートフォーリオ”として有名で、「永久保有」を宣言した

    ワシントン・ポスト(新聞)、コカ・コーラ(飲料)をはじめ、アメリカン・エクスプレス(カード)、ウォルト・ディズニー(メディア・エンタテインメント)、ジレット(カミソリ)、ウェルズ・ファーゴ(銀行)など、

    バフェット好みの堅実経営で知られる企業が名を連ねている。

    P 116

    「旦那道」:竹田和平の究極の長期投資法

    竹田がもっとも重視するのは、財務内容のなかでも株主資本比率と配当性向・配当利回りである。利益のなかから毎年株主にきちんと配当を支払い、そのうえで株主資本(資金)を積み上げていく“まっとうな会社”以外は相手にしないのだ。そして、いったん気に入って保有した銘柄は、経営方針が変わらないかぎり永久に売らない。

    P 117
    <備考・参照>


    『バフェットの法則』における原則:ロバート・G・ハグストローム

    企業に関する原則
    その事業は簡明で理解しやすいか?
    安定した業績があるか?
    長期の明るい展望があるか?
    経営に関する原則
    合理性を尊重できる経営者であるか?
    株主に対して卒直で誠実か?
    横並びの強制力に負けないか?
    財務に関する原則
    1株当たり利益ではなく株主資本利益率を重視する。
    “オーナー収益”を計算する。
    売上高利益率の高い企業を探す
    留保資産1ドル当たり、少なくとも1ドルの割合で株価に反映していることを確認する。
    マーケットに関する原則
    企業の真の価値を確定する。
    企業の価値に対して大幅に割安な価格で買えるか?

    P 123
    <備考・参照>

    原則:企業の価値に対して大幅に割安な価格を発掘する

    株価が安ければ安いほど、賭けに勝つ確率は高くなる。それが、ゲームを有利にすすめる唯一の方法なのである。

    このように、トレーダーであれ、長期投資家であれ、株式市場で成功するプレイヤーはみな同じことをやっている。富を創造するには、他人より先に市場の歪みを見つけるしかない。事業であれ、投資であれ、この原則は同じである。

    なぜなら、それが資本主義なのだから。

    P 127

    Berkshire Hathaway Inc. 「BRK-B」 (NYSE):個人投資家向けの株式

    バフェットの偉大なところは、自らの投資運用会社バークシャー・ハサウェイ(もとは織物会社だったが、事業を閉鎖して投資部門だけになった)を上場して、「バフェットの法則」を信じるすべての投資家に資産運用の機会を開放していることだ。

    P 128

    ウィリアム・シャープの「CAPM(キャップエム)=資本資産評価モデル」

    「CAPM理論が正しければ、世の中に効率的なポートフォリオはたったひとつしかない。それは株式市場の縮小コピーである」

    ファイナンス理論が最終的に行き着いた場所はここであった。

    P 153
    <備考・参照>

    【人物】
    ウィリアム・フォーサイス・シャープ
    (William Forsyth Sharpe, 1934年 ~  )
    アメリカ合衆国の経済学者。スタンフォード大学教授。
    1990年、ハリー・マーコウィッツ(Harry Max Markowitz、1927年 ~ 、アメリカ合衆国の経済学者)と
    同種の研究「資産運用の安全性を高めるための一般理論形成」にて、ノーベル経済学賞受賞。

    【概要】ハリー・マーコウィッツのポートフォリオ理論を簡略化・実用化させ、証券の最も効率的に分散されたポートフォリオを求める「資本資産価格モデル」(Capital Asset Pricing Model;CAPM)を構築。

    【計算式】(シャープ・レシオ)={(ファンドの収益率)-(無リスク資産の収益率)}/(ファンドの標準偏差)

    【詳細】
    Wikipedia:資本資産価格モデル

    【書籍】

    金融リテラシーのある人の考え方

    だれかが得をすれば、だれかが損をする。金融リテラシーのあるひとはこの原則を知っているので、次のように考える。

    「だったらその損はだれが払ってるんだ?」

    P 176

    『金融広告を読め!』:金融機関のボッタクリ商品の詳細についての書籍

    *金融機関の各種ぼったくり商品については、吉本佳生『金融広告を読め』(光文社新書)が詳しい。

    P 180
    <備考・参照>

    世界市場における日本市場の割合は、15%である。

    確定拠出年金に使われる海外株式インデックスファンドは日本市場以外の世界の株式に投資するものだ。世界市場における日本株の時価総額は約15%だから、国内株式15%、海外株式85%の割合で資産分配することで、だれでも簡単に世界市場に投資できる

    P 205

    トレーディングの本






    P 223

    個別株長期投資の本








    P 223 / 224

    インデックスファンド投資の本








    P 224 / 225
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    1981年東京生まれ。静岡育ち。

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