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    私の知的生産の技術


    梅棹忠夫偏

    岩波新書創刊五〇年を記念した募集論文「私の知的生産の技術」の入選作十二篇に、編者のエッセイを付した。カードやファイルはもちろん、ワープロ、パソコンなどのハイテク技術、ユニークな手づくり技術など様々な手法が紹介される。いずれも実際の体験に根ざした貴重なノウハウの公開であり、知的生産をめざす人には見逃せない一冊。

    表紙カバーの折り返し部分より
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    読書カードとは。

    読書カードをつくるときにかくべき内容は、読書によって誘発された自分のひらめきや着想であって、本の抜粋ではない。内容をみる必要があれば、その本をもう一どひらけばいいのだから。

    P 4 (梅棹忠夫)

    能率ではなく、精神衛生の問題

    ほんとうは『知的生産の技術』という本は、そのなかにもすでにのべているのだが、そこでとりあげているのは能率の問題ではない。それはむしろ精神衛生の問題なのだ。いかにして人間の心にしずけさと、ゆとりをあたえるかという技術の問題なのである。

    P 17 (梅棹忠夫)

    研究の姿勢

    すでに発表されている内容を知っていて、それを手掛かりにすると、調査は効果的に進み、フィールドノートは一杯になる。いかにも収穫があったように勘違いするが、実は先人の調査した事実を再確認をして歩いていたに過ぎない。

    P 40 (金子功)

    盲人の国学者:塙保己一

    「盲人と、知的生産の技術」を語る場合、忘れることのできないのが、江戸時代中期の国学者、塙保己一であろう。彼は盲目の身でありながら学問の道に進み、諸家の貴重な記録雑書が散逸するのを嘆いて、膨大な古典の収集・校訂を行い、『群書類従』という一大叢書を完成させたことは有名である。

    P 71 (田中邦夫)

    <備考・参照>

    半径二百メートルの書斎

    一念発起、自分の住居を中心に半径二百メートルの空間を丸々「書斎」にしてしまおうと考えたのである。

    五十メートル西には本屋が二軒並んでいる。

    この二軒の本屋は「書斎」に設けられた「私設図書館」であり、蔵書の数はおよそ二万五千冊。

    南へ十メートル歩けば、わが「書斎」には郵便局も開設されている。

    疲れたときや気分転換の必要な折には、「喫茶室」でくつろぐこともできる。

    抜粋 P 120 (福井和美)

    技術の語源:ギリシア語「テクネー」

    「技術」の語源であるギリシア語の「テクネー」の意味を改めて思い起こしておきたい。古代のギリシア人にとって「テクネー」とは、まず何よりも「よく生きうるための術」のことであった。

    P 132 (福井和美)

    図書の分類法

    図書の分類法に日本十進分類というものがある。大分類としては、0・総記、1・哲学、2・歴史、3・社会科学、4・自然科学、5・技術・工学・工業、6・産業、7・芸術、8・言語、9・文学となっている。

    P 207 (米谷茂則)

    知的生産のサイクル

    課題設定――情報収集――イメージ生産――実践化の間には、必ず、これでよいのかと考え直す間が必要である。実践したものは、実践報告または、研究論文として公にし、他の批判を得ていく。

    私は、このような「知的生産の技術」によって、勤務先の学校図書館を変え、児童と共に学ぶ学習形態をも取り入れている。
    P 216 (米谷茂則)
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    Author:bookback
    1981年東京生まれ。静岡育ち。

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