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    英語ことわざ集


    外山滋比古 TOYAMA Shigehiko 英語英文学専攻 大学教授
    1923年 愛知県生まれ
    1947年 東京文理科大学英文科卒業

    東京高等師範学校附属中学(現・筑波大学付属中・高校)教諭
    雑誌『英語青年』編集
    東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授を歴任。
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    良酒は看板を要せず

    Good wine needs no bush に近いわれわれのことばは「桃李もの言わず、下おのずから蹊をなす」であろう。これは、史記に出ることばで、モモやスモモは、何も言わないが、花が美しいから、ひかれて集まってくる人も多く、木の下は自然に道ができる、というのが文字通りの意味。

    転じて、徳望のある人は、みずからは求めなくても、その徳をしたって、自然に人が集まってくる、ということを言うようになった。

    bush 「茂み」「やぶ」がふつうの意味だが、ここでは、昔の酒屋が看板にしたツタの枝のこと。

    抜粋 P 31

    Busiest men find the most time

    パーキンソンの法則で有名なパーキンソンという人は、仕事は時間のあるだけふくれる、といっている。はがき一本書くのに、五分しかない人は五分で片付けるが、二時間あれば二時間かかるというのである。

    P 59

    <備考・参照>
    wiki:C. Northcote Parkinson

    ゆっくり急げ

    修辞学でオキシモロン(oxymoron 撞着語法)という。日本語でも「負けるが勝」「ありがた迷惑」「公然の秘密」などの例がある。英語ではここの Make haste slowly. が代表的なオキシモロンとされる。

    P 99

    Do not put all your eggs in one basket.

    古くから、財産三分法ということが言われている。財産は、預貯金、つまりいつでも引き出して使える金、不動産、つまり、安全だがすぐに金にかえられないもの、そして、有価証券、つまり、有利ではあるがいくらか危険な投資――の三つに分けよというのである。

    一つの事業に全財産をかけるのを「ありったけの卵をひとつのカゴに入れる」という。

    P 123

    The pen is mightier than the sword

    こういう表現法は、修辞学によくあって、換喩(ミトニミー)という術語までできている。

    酒(wine)という意味で徳利(bottle)、金(money)の意味でサイフ(purse)、知性(intellect)のかわりに頭(head)、愛情(affection)のつもりで心臓、ハート(heart)というなどは、いずれもこの換喩の例である。

    P 143

    Better be the head of a dog than the tail of a lion.

    日本では、これに当たるのは「鶏口となるも牛後となるなかれ」である。犬とライオンにたいして、これはニワトリとウシであるところがおもしろい。

    日本のことわざのように言ったが、実は中国で生まれたもの。しかも、『史記』の蘇秦伝というれっきとした出典がある。

    P 161
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    Author:bookback
    1981年東京生まれ。静岡育ち。

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