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    フロイトで自己管理


    齋藤孝 SAITO Takashi 教育学、身体論、コミュニケーション技法

    1960年 静岡県生まれ。
    1981年 東京大学教養学部文科一類入学
    1983年 東京大学法学部進学
    1985年 東京大学法学部卒業
    1993年 東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。
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    フロイトの考える人間の心の三つの層

    一つは、「本能」や「欲望」。無意識に、生物的に湧き起こる衝動や欲動で、これをフロイトは「エス」と呼んだ。この言葉はもともとニーチェから来ている。

    二つめが、「自我」。快感原則に従って、その満足のみを求めるのを抑制する理性、もしくは分別。「エス」が暴れ馬のようなものだとすると、「自我」はそれを乗りここなす騎手のような存在だ。

    三つ目が、「超自我」。「スーパーエゴ」ともいうが、この場合のエゴとは、私たちが自己中心主義のことを言う「エゴイズム」とは意味が違う。「……すべし」「……すべからず」といった道徳的、倫理的な規範、良心、罪悪感などに関する強い教えを指す。自我が衝動に打ち克つことができるように促したり監視したりする役目を果たす。

    P 32

    快を乗り越え、より高次の快へ

    さらに自我が成長すると、現実を考慮して、一時的な不快に耐えることが結局は快につながることを学習し、直接的衝動的な快の放棄が未来におけるより確実な快の獲得を意味することを理解するようになる。 (『フロイト思想のキーワード』)

    P 36
    <備考・参照>

    自己客観視

    自分を衝き動かしているものが何であるかを客観視して、それを認める。

    世阿弥の「離見の見」と似ている。世阿弥は、演じている自分を引き離し、観客が舞台上の自分を見る視線と重ね合わせるような視点を持つことが大事だと行った。その発想に近い。自己客観視ができると、人も演技も一皮剥ける。

    P 43

    三日間で天才的な作家になる方法

    「数枚の紙を手にとって、三日間続けて、あなたの頭に浮かんだことを、つくり事や偽善を交えずすべて書き留めなさい。……すrと、三日たったとき、あなたは、これまでに聞いたこともないような新しい考えに驚き、我を忘れてしまうでしょう。これが、三日間で天才的な作家になる方法なのです」 (『フロイト思想のキーワード』)

    P 58

    フロイトの文才

    フロイトは、推敲することなくすらすら書いた。一回書いたものは、そのまま修正する必要がなかったという。「書く」ことにおいて非常に才能があった。ゲーテ賞も取っている。

    P 59

    健康な身体と約束の厳守

    小此木さんたち精神分析家が長い間毎週行っているセミナーでは、講師が病気で休んだことがないというのだ。二十五年間続いている会と十五年続く会、いずれも創立以来、一度としてないという。単に勤勉な真面目な人たちということでなく、それが精神分析家だから、というところが非常に面白い。

    小此木さんは、精神分析家にとっては、優れた知力を持ち、研究熱心で勉強家であることよりも、身体が丈夫で面接の約束を必ず守れる、けっして仕事を休まないことのほうが重要だ、といったことを書かれていた。

    P 108
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    プロフィール

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    Author:bookback
    1981年東京生まれ。静岡育ち。

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