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    座右のニーチェ


    齋藤孝 SAITO Takashi 教育学、身体論、コミュニケーション技法

    1960年生まれ。
    東京大学法学部卒業。
    同大学院教育学研究科博士課程修了。

    <備考・参照>







    フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ 哲学、古典文献学

    1844年10月15日 - 1900年8月25日

    プロイセン王国、現在のドイツ生まれ。
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    人間と人間との距離

    「となりの人より、遠くの人を愛しなさい」とはおもしろい表現だ。

    人間関係は、狭くなるほど息苦しくなる。
    ほどよい距離をもってつき合うことは、人間関係の極意である。

    P 27

    ルサンチマンと仏教

    ニーチェは『この人を見よ』で、自分は、ルサンチマン(怨恨感情)を
    自分にとって価値のないものとして自分自身に禁じ、清算した、といっている。

    そして、ブッダを、魂を怨恨感情から解法する、魂のい衛生学者として高く評価足ている。
    仏教とは、ルサンチマンからの解脱だったのだ。

    P 30

    今この瞬間の生

    死後の世界など関係なく、「今のおまえのその肉体を生きろ」、とニーチェは説く。
    霊魂は生き残るから、今はどうでもいいという、現世軽視の考え方を、彼は激しく批判する。

    この瞬間に、よく笑い、よく食べ、よく生きること。それが彼の理想だった。

    P 68

    時間と量と質の変態

    仕事のでの創造性の炸裂は、沈潜と集中力から生まれる。
    ふだんの鍛錬で力を溜め、ここぞという踏ん張りどきに一気呵成に畳みかける。

    その時に、時間の質は変わり、一瞬の価値が見えてくると私は思っている。

    P 69

    順序と結果

    飛ぶことを学んで、それをいつか実現したいと思う者は、
    まず、立つこと、歩くこと、走ること、よじのぼること、踊ることを学ばなければならない。

    最初から飛ぶばかりでは、空高く飛ぶ力は獲得されない。
    (312ページ)

    P 85

    喧騒と静寂

    <最も大いなる事件というのは、われわれのもつ最も騒がしい時間ではなくて、最も静かな時間なのだ。>
    (209ページ)

    静かな時間に価値が発明される。世界は、「音もなく回転する」のだ。

    P 87

    自らの感覚というモノサシ

    現代は検索社会であり、好感度どいうものが支配する社会だ。
    好感度が高いものにどんどん利益が集中し、そうでないものは一顧だにされない。

    ニーチェは、そうした周囲の意見に流されることくらいバカバカしいことはないと考える人間だ。

    <君たちは君たちの感覚でつかんだものを究極まで考え抜くべきだ。>(131ページ)

    P 182

    価値基準の明瞭化

    評価は創造である。君たち、創造するものよ、聞け。評価そのものが、評価を受ける。
    いっさいの事物の要であり、精髄である。(92ページ)

    P 183

    ヤマトの小倉昌男

    ヤマト運輸の創業者・小倉昌男氏を非常に尊敬している。

    官庁の規制、要は既得権をほぐする昨日だとしか思えない無意味な規制と闘いつづけた人。

    P 189

    賛否の真実

    一度も舞踏しなかった日は、失われた日と思うがよい。

    そして、一つの哄笑をも
    引き起こさなかったような真理は、すべて贋ものと呼ばれるがいい。(338ページ)

    P 211

    思想と肉体性

    ニーチェの思想を愛さず、要約しようとする人間、
    あるいは、高校の倫理社会の教科書などで通り一遍の知識を
    覚えたくらいで満足している人間に、ニーチェは失望する。

    肉体性を持って読む。それが本書のミッションだ。

    P 221
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    Author:bookback
    1981年東京生まれ。静岡育ち。

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