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    お金・仕事に満足し、人の信頼を得る法


    本多静六 HONDA Seiroku   大学教授・林学博士
    1866年 埼玉県生まれ。
    1884年 東京山林学校(現東京大学農学部)に末席で入学。
    1886年 東京山林学校廃止にともない、東京農林学校予科3年に編入学。
    1887年 帝国大学農科大学が発足し、本科生に進級。
    1890年 首席で卒業。本多家の養子となる。ドイツへ留学。ターランド山林学校(ドレスデン工科大学林学部)、ミュンヘン大学に学ぶ。経済学の博士号取得。
    1893年 帝国大学農科大学の助教授に就任。
    1894年 東京専門学校(早稲田大学)の講師に就任。
    1899年 学位林学博士を取得。論文は『森林植物帯論』。
    1899年 水源林の保護と育成を東京市および東京府に進言。
    1900年 東京帝国大学農科大学(東京大学農学部)の教授に就任。
    1901年 日比谷公園の設計調査委員に就任。
    1902年 鉱毒調査委員を委嘱
    1915年 明治神宮造営局の参与に就任。
    1919年 社団法人帝国山林会を創立
    1930年 国立公園調査会の委員に就任。所有していた山林(秩父郡大滝村、現秩父市、約2700ha)を埼玉県へ寄贈。
    1938年 東照宮300年祭記念調査会の委員長に就任。
    1952年 逝去
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    働けば働くほど丈夫になる

    もともと生命のない機械類は、使えば使うほど磨滅するが、生き物である人間は働けば働くほどかえって丈夫になるものである。論より証拠、車夫や郵便配達夫は足をひどく使うが、足がすり減って短くなったという話を聞かない。
    P 12

    幸福のための二つの満足

    われわれは努力実行によって物質的に満足を得ることと、心の修養によって精神的に満足することの二つの満足によってはじめてその幸福が実現されるのである。したがって、人は自分の実行能力と自分の心持ちとにふさわしい生活を営む時、もっとも完全な幸福に浸り得るわけである。
    P 18

    利他の精神と自我の拡張

    人生最高の幸福は社会生活における愛の奉仕によってのみ生じる。わかりやすくいえば他人のために働くことだ。他人のために働くことは、実に自我の拡張であるから、実は自分のためになるのである。
    P 29

    幸福の定義

    「幸福とは、自己の努力によってその欲望が満たされ、心身ともに快感を覚える状態で、しかもそれが自己の健康と社会国家のの希望に反しない場合をいう。そして幸福そのものは比較的進歩的なものであるから、日々新たな努力精進を必要とするものである」

    P 30

    日常生活の銘として

    仕事に趣味を持つ工夫、前途に希望を持つこと、人生のままならないことを悟り、克己忍耐自制すること、自惚れ、天狗、慢心を慎むことなどが何よりも肝腎である。

    「この秋は水か嵐か知らねども、今日の勤めに田草取るなり」という態度こそ、われわれの日常生活の銘とすべきである。

    抜粋 P 34

    幸福と仕事

    自分の仕事にすっかり沈潜し、没頭することのできる働き手はもっとも幸福である。(ヒルティ)

    P 38

    仕事の変化と休息の効果

    仕事の変化は、ほとんどまったく休息と同様の効果がある。この方法にある程度まで熟達する時は――これは熟考より練習によって得られるものだが―われわれはほとんど終日働き続けることができる。(ヒルティ)

    P 39

    日々の文章修業

    満二十五歳の九月から毎日十四行三十二字詰めの文章、しかも印刷価値のある文章を一枚以上ずつ、五十歳まで、必ず書くという行を始めた。

    P 52

    財政学の原則の家計への応用

    私はドイツで財政学を学んだ。それは政府の行なう経済法を論じたものだが、私はこれを一家の経済に応用することにした。すなわち財政学では、いっさいの収支を通常歳入・歳出と、臨時歳入・歳出とに区別し、通常歳入で通常歳出をまかない、臨時歳入は決して通常歳出にあてない原則である。

    P 64

    境遇の整頓

    釈尊は今より二千四百余年前、「人間は誰でも職業を持つべく、はじめはまさに技術を学び、後に財産を求めよ(阿含経)」と、精神の救済の前に物質の救済を説かれ、心の安住を説く前にまずその境遇の整頓を断行せよと教えられているが、これなど私の職業教育説と一致するものである。

    P 75

    人生の成功と幸福は、青少年時代の汗の量に比例するものだ

    青少年時代には現在の快楽に目を奪われることなく、未来の理想のために努力活動しなければならない。したがって時代に媚びる必要はなく、むしろ時代を青年の前にひざまずかせるべきでる。

    P 80

    幸と不幸の差

    幸と不幸の差は、その人が人生を楽しく見るか、敵意をいだいて陰気に眺めるかの差であると思う。(メーテルリンク)

    P 86

    苦痛に耐えうる力

    多くの苦痛を与えられている人間は多くの苦痛に堪える力があるからである。(ドストエフスキー)

    P 90

    目の前の一つ一つに傾注すること

    成功の秘訣を知る必要はない。なすべき一つひとつの瑣事に全力を傾注することだけが彼を成功に導くだろう。(ワナメーカー)

    P 96

    精出せば怒るひまなし人心

    とくに専心その業に励んでいれば、「精出せば怒るひまなし人心」で、不平や怒りは自然に消えてしまうものである。事実、私どもが毎日忙しくそれからそれへと努力していると、なかなかもって病気をしたり、不平をいったり、怒ったりするひまなんかない。病気や憤怒や不平や苦痛は意気地なしの怠け者の負うべき荷物だというべきである。

    P 103

    今日成功の第一義

    身体、経済ともに他人の援助を受けないことである。その経済の独立には、積極的に働いて、消極的に節倹しなければならない。いくら働いても節倹しなければ、あたかもザルに水を盛るように、いつまでも富をなすことはできない。

    P 131

    貯蓄と克己心の効用

    常に収入の四分の一と臨時歳入の全部を蓄えることは富をなす基礎であるだけでなく、それがすでに克己心の強い発露である。そして克己心の強い人は自然自分の情欲にも打ち克ち、酒、煙草その他有害なる飲食を節し、虚栄におぼれることなく、金銭物品の乱費を防ぎ、よく誘惑に打ち克って秩序規律を守ることになるから、これらは互いに支え合って、大成功のもとになるのである。

    P 132

    賞賛と小言の割合

    もとより賞賛は春の雨のごとく、人を蘇生させ、暢々させるが、小言は秋の霜と同じで、人を傷め萎らせる。だから小言の場合にも、褒めることを八分、注意を二部くらいにするのが効果的である。

    P 152

    人の世話にならないということ

    今日の時世に、とくに必要なのは、できるだけ人の手を借りず、人の世話にならずに自分で自分を始末して生きて行くということである。

    P 168

    平時のお福分け

    先輩や師友に対して、年に一回以上ずつ礼を尽くすにも盆暮という形式を避ける。そして何でもない平時に、便利で喜ばれそうなものをもらった時にお福分けする。こういうものが適当だと気づけば、なるべく質素に目立たないように荷造りして、「地方よりの到来物です。少々お福分け申し上げます」と書いて届ける。先方ではもらいやすく、返礼の苦痛がない。

    P 206

    快活的循環

    人間の自力を強めるには、常に気分をしっかりちと持ち、絶えず快活に働き、腹を減らして何でもうまく食うことだ。食ったものすべてが滋養になり、身体の新陳代謝もよく、自癒力が盛んになるから、他力の薬などを頼まずに済むのである。

    P 212

    自立した生活と独立した生活の違い

    ヨーロッパでは「独立した生活」は「不労所得でも生活できる」ことを意味する。給料をもらってする生活は「自立」であっても「独立」ではないのである。

    P 229
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    1981年東京生まれ。静岡育ち。

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